その他活動
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ドバイの日本祭りへのブース出展、および日本人学校と在ドバイ日本総領事館への訪問
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ドバイで広がるひまわりの輪
12月11日（日）、12日（月）の2日間、福島ひまわり里親プロジェクトの一環で、中東のドバイを訪れ、現地に住むアラブ人の方や日本人の方に、絵本「ぼくのひまわりおじさん」や福島ひまわり里親プロジェクトについてお伝えする機会を頂きました。ありがとうございます。
以下、実際に現地で対応していただいた、筑波大学3年生 松井新さんからの、現地レポートです。ひまわりの可能性がまだまだ開かれていることを感じさせるレポートです。ぜひご覧ください。写真もたくさん撮ってきて頂けましたので、そちらも併せてお楽しみください。
●「日本祭り」ブース出展について
今回、12月11日、12日の二日間、福島ひまわり里親プロジェクトの活動として、中東のドバイに訪れ、現地に住むアラブ人の方や日本人の方に、絵本「ぼくのひまわりおじさん」や福島ひまわり里親プロジェクトについてお伝えすることができました。この度の渡航はシリア人ジャーナリストのナジーブ・エルカシュさんの「アラビア語版の絵本『ぼくのひまわりおじさん』をアラブ諸国の難民の方々に届けたい」という思いから始まり、その絵本の主人公である“ヒマワリおじさん”こと佐久間辰一さん、ナジーブさんとともに第一の活動としてアラブ諸国への門、ドバイに訪問するというものでした。
1日目は現地で行われた「日本祭り」に参加させていただきました。このイベントは、日本とUAEの国交樹立50周年という特別な年を記念して「ドバイで日本の縁日を楽しもう！」をコンセプトとしたイベントです。
折り紙や、ガンプラなどの様々なブースが並び、ドバイ在住の日本人に限らず様々な国の方が訪れていました。
折り紙や、ガンプラなどの様々なブースが並び、ドバイ在住の日本人に限らず様々な国の方が訪れていました。
震災のことを全く知らない海外の方に対しても、パンフレット等でひまわりプロジェクトの説明をし、130人以上の方にひまわりの種を配布させて頂くことができました。
特に、ドバイという都会に住み自然とのかかわりがなかなか難しい子どもたちはひまわりの種に興味津々で、嬉しそう受け取る様子が大変印象的でした。
レバノンからドバイに移り住んでいる方に、絵本の説明をすると福島と彼らの物語が大変似ていることに気づき、興味深く絵本を読んでいました。福島出身の日本人や、福島に訪れたことのある外国人の方にもお会いし、ひまわりの活動を大変多くの方に共感して頂くことができました。
特にドバイ在住の日本人の方は中々日本との繋がりを保つ事が難しいため、故郷の日本を応援するツールとしても、ひまわりが大変重要な役割を果たす事ができる可能性を感じました。
また、お子さん向けに、ブースのなかで輪投げを設けさせていただき、景品として起き上がり小法師やひまわりの絵本を配布させていただきました。特に起き上がり小法師は、海外の方に大変人気で、大人も子どもも、日本の伝統の遊び「輪投げ」を楽しむと同時に、物珍しい起き上がり小法師に夢中で楽しんでいただくことができました。
祭りでは、合計で150冊ほどの絵本と、130袋の種を配布することができ、本当に沢山の人に福島とひまわりプロジェクトについて伝える事ができたと思っております。
●日本人学校と在ドバイ日本国総領事館への訪問について
2日目は日本人学校と在ドバイ日本国総領事館に訪問させていただきました。日本人学校では100冊以上の絵本「ぼくのひまわりおじさん」アラビア語版と、ひまわりの種を寄贈させていただき、アラビア語の授業や理科の授業での活用方法について検討していただきました。その後、在ドバイ日本国総領事館にて関口総領事にお会いさせていただきました。
総領事館でも、100冊以上のアラビア語版と日本語版の絵本を寄贈させていただきました。関口総領事の福島への温かいお言葉を頂くと同時に、本プロジェクトのアラブ諸国での広がりの可能性についてお話させていただくことができました。
2日間という短い期間でありながら、今回のドバイ訪問を通して、「ひまわりの種」が国籍や境遇に関らず、あらゆる人々が繋がることのできる機会を作る可能性を感じることができました。「震災」「ふくしま」という言葉を知らない方々にプロジェクトを理解いただくことの難しさもありましたが、同時に「ひまわり」というものを通してしか、得ることのできない人々とのつながりや、ひまわりの持つ、人を笑顔にする力を再確認することもできました。今後とも日本国内にとどまらず海外の方にも、ひまわりの輪を広げていきたいと思っています。
