その他活動
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現在発売中の 月刊『現代農業』2011年10月号に掲載されています
ふくしま希望市場さん
が考案されました
『ふくしま希望除線方式』 をまずは知っていただきたいと思います。
『ふくしま希望除線方式』 を
より安全で安心して食べられる福島の農産物を作るための
一つの選択肢としてご提案させていただきます。
これまでに
NHK あさイチ(6月19日放送)や
FCT ゴジてれchu!のなかで取り上げられてきました。
TVの放送でしたのでご覧いただいた方が多かった反面
見逃されてしまった方も多かったのですが
今回は『現代農業』に掲載されておりますので
どなたでもご覧いただくことができるようになりました。
内容を簡単にまとめますと
①3月15日の東京電力第一原子力発電所2号機の爆発によって
拡散されてしまった多量の放射性物質は
土壌の表面上の深さ1~2cmあたりまでに9割ほど堆積した状態であること。
②3月15日以降、耕うんしていない畑の場合(※1)
深さ5cmまでの表土を削りとると、それより下の土壌は汚染されていない。
よって、より安全で安心して食べることができる農作物を作ることが可能となる。
③削りとった表土は除染(除線)を行なうための花壇として
ひまわりや菜の花などの十字架植物を植えて除染を行なっていく。
④放射性物質を吸収した植物は、各地方自治体等に相談の上適切に処理していただく。
参考:「がんばろう ふくしま!」農業技術情報(特別号) 平成23年7月29日
放射性物質の農作物への影響と対策について
以上が現代農業に掲載されている内容の要約と補足を簡単にまとめたものです。
除染効率を高めるためにも
ぜひ、月刊『現代農業』2011年10月号を手にとっていただいて
読んでいただくことを強くおすすめ致します。
詳細は 月刊『現代農業』2011年10月号をご覧くださいませ。
福島ひまわり里親プロジェクトでは
『ふくしま希望除線方式』 を実際に
須賀川市越久の梨農家さまの梨畑をお借りしまして実践しております。
まずは『除線システム花壇』の簡易型、 『ひまわりゆりかご』 (誰でも取り組めるように考案したもの)を設置いたしました。
その周囲4ヵ所の表面汚染濃度を測定しますと平均で 2.09Bq/c㎡ でした。
深さ5cmの表土を削り取った後の表面汚染濃度は 4ヵ所の平均が 0.63Bq/c㎡ でした。
バックグランド値として空間(高さ1.5m)で 0.84Bq/c㎡ を計測しましたので(※2)
土壌の放射性物質はほとんど取り除かれたと推測できます。
表土を削り取っていないすぐ隣の表面汚染濃度は 2.20Bq/c㎡
表土5cmを削り取ると 0.63Bq/c㎡ です。
『ひまわりゆりかご』 の中の土壌の表面汚染濃度は 1.21Bq/c㎡ でした。
表面深さ1~2cmのところにほとんど(9割)堆積しているとされるセシウム137の濃度が
深さ5cmまでの土と混ざったために数値が下がったものと推測できます。
『ひまわりゆりかご』 の組み立て方
専用プレートを2枚用意いたします。
水稲の畦畔の補強に使用されています農業資材の
あぜ板(幅30cm 長さ1.2m 重さ1.45kg)1枚 398円~498円 で販売されているものです。
わずか20秒程で組み立てることができます。
『ひまわりゆりかご』 のメリット
①低コスト・・・2枚1組で800円程度(※3)
②組み立てが簡単・・・20秒程で完成 組み立て時間が短いので
高濃度汚染地域で活用していただける場合では被曝量を軽減できます
③軽くて丈夫・・・2枚1組で重さが約3kgで搬入性に優れ 耐久性は5年以上と長持ち
④どんな地形にも合う・・・山間部や傾斜地でも安定
⑤水管理が楽・・・苗を植えていただくことで設置後のケアを省略化可能→被曝量の軽減
⑥処理が楽・・・根っこをそのまま残すことも可能
ひまわりゆりかごの中の土に自然還元させることで有機肥料化が可能に
ふくしま希望除線方式を考案された
ふくしま希望市場 さん
(※1)3月15日以降、耕うんしてしまった場合の除染(除線)方法につきましては
現在いくつかのパターンに分けた方法を考案中です。
(※2)
こちらの梨畑のバックグランド値を計測。 0.84Bq/c㎡ でした。
(※3)当プロジェクトへご賛同くださる団体さまへはご相談に応じます。
福島ひまわりゆりかごプロジェクト とは
全国の里親のみなさまから贈っていただくひまわりのタネ(赤ちゃん)を
育てる場所として「ゆりかご」をイメージいたしました。
実際にゆりかごのように揺らせることはできませんが
放射性物質で汚染された土壌のマイナスのイメージをプラスに変えることと
全国の里親のみなさまのおもいを大切にしていきたいといおもいを重ねあわせて
「ゆりかご」をネーミングさせていただきました。
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